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【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】

[128:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/20 22:58 ID:2iGfv3Tu)]
そんで、毎日ここにいるから彼を見掛けたら呼んでほしいと頼まれた。
俺はまた了承した。


BSさんにはその後たまたまいった炭鉱でまた会って、実は女の人で大事なものを取ってしまったとか悲しい話を聞いたりもした。
アサクロさんは、彼、いや彼女に怒りを見せなかった。
お帰り、ありがとうと言っていた。

この後二人がどうなったかは俺は知らない。
二人でいさせてあげたいな、と用事を作って落ちたからだ。
俺もあれから、属性武器をいくつか見たり買ったりしたがあんなに気持ちのこもった武器を使う事はないんだろう。
そう思いながら俺は彼らと同じ二刀アサを育てている。



長々とありがとう。
実話です。


[129:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/21 06:27 ID:J2wE4d2K)]
実話と書いたら感動すると思ってんじゃねーぞ、このヤロウ。
モニターが滲んで見えないじゃないか。


[130:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 01:10 ID:Anzwi/ly)]
その属性ダマとやらを+10にしてあげよう
カモーーーン!!!フォーーー!!!

byホル


[131:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 02:36 ID:ZSOstNGk)]
もう台無し。


[132:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 15:51 ID:neGkRHj7)]
私はアサが好きで、アサ一筋で育てていた。
ギルドに属していたので、ギルド狩りには行くことはあったけど、
接続時間が少ないこともあって、基本的にソロが多かった。

どこのギルドでもそうだと思うけど、何人か幽霊部員的な人がいた。
私はこのギルドに属して半年くらいだけど、一度も見たことがない人もいる。
そのプリさんはまさにそんな人の一人だった。

ログインしてきて、ちょこっと話をした感じではよさそうな人。
今いる狩場に来てもいいかと尋ねてきたので、
ソロ狩場で効率がよくないことをあらかじめ伝えてOKを出した。

実際に来てみると「非公平でよいから手伝いたい」という彼。
私は一方的に施しを受けることに抵抗感があるので、断りたかったが、
どうしても、と強く押されてしぶしぶ了承した。

次の日も次の日も、同じことが続いた。
私は怖くなった。ひょっとして直結と呼ばれる部類の人ではないのか。
狩り中の話は楽しいし、支援のおかげで楽でもあるのだけれど、
私は人の好意を素直に受け取れない可愛くない性格なので疑心暗鬼な気持ちも強かった。

その日も彼はログインしてきた。
また一緒の狩りなのか、と期待半分、不安半分な気持ちだった。
だが、今日はいつもとは違った。
「ゲフェン←の展望台に来てくれないだろうか?」
私はそれを聞いて思った。

やはり━━━

気持ちは一気に不安な方に傾いた。
そんな場所に呼び出すなんて、相方や結婚の申し出に違いない。
彼のことは嫌いではないけど、まだ会って4日目なのに強引で性急過ぎる。
断ったら何をされるだろう・・・そんな不安を抱えつつ指定の場所に向かった。
でも、彼が言い出したのは意外なことだった。

「僕は今日、アカウントを消すつもりなんだ。」

久しぶりにROに接続したので、挨拶のために4日だけいたらしい。
だったら私なんかと一緒にいてもよかったのだろうか?


[133:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 15:51 ID:neGkRHj7)]
「今までありがとう。そして、ごめんね。
 何もしてあげられなかったけど、最後に、あなたが欲しがってたものをあげます。」

???
訳がわからなかった。
何故お礼を言われるの?何故謝るの?
私が欲しがっていたものって何?
それに何故あなたがそんなことを知っているの?

取引窓に乗せられる天使のHB。
私は慌ててキャンセルした。
「こんな高価なもの受け取れません。」

それに応えて、/うんうん、とエモ出して、
「情けない人で本当にごめんね。今までありがとう」
彼はもう一度そういった。だから、それはどういうことなのよ・・・

彼の発言が消えると同時に彼は天使のHBをドロップしてログアウトした。
待っていたけど、戻ってこなかった。
このままではロストしてしまうので、仕方なく拾って、
その後もしばらく待ち続けたけど、彼は戻ってこなかった。

確かに天使のHBはずっと欲しかったものだけど、こんな形で手に入っても嬉しくない。
ギルドの人が接続していなかったので、仕方がないので倉庫に入れることにした。
その時初めて気がついた。

+2天使のヘアバンド

「なぜ+2?」
と思ったけど、すぐに思い出した。思い当たることがあった。
+2 ━━━

私にはギルドに入る前に、相方がいた。
その時はまだアサは使っておらず、私はプリ、彼は騎士だった。

その頃に、プロ北に遊びに行ったときに、さすらい狼から帽子が出たことがあった。
彼は私にくれると言ったけど、その頃も相変わらず私は素直に好意を受け取れない人だったので、
いらない、あなたにあげる、とつき返していた。


[134:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 15:52 ID:neGkRHj7)]
彼は私のそういう性格を承知していたので、
「じゃあ、二人で一回ずつ叩いて+2にして、二人の共有物ってことにしよう。」
と言った。

意味はよくわからないけど、二人だけの特別なものという感じが気に入って、
私は結局受け取った。共有物とは言っていたけど、ほとんど私が持っていた気がする。

「いつか天使のヘアバンドが欲しいな。」
と私が言うと、
「それも+2にしよう」
と彼は答えた。私も頷いた。嬉しかった。

彼は学生から社会人になって接続がガクッと減り、ついにつながなくなってしまった。
私は彼のことが好きだったので、しばらく待っていた。寂しかったけど我慢した。
アサを使っているのは、好きだということもあるけど、プリのレベルを上げないためでもあった。
でも、長い長い時間が経ち、最近はようやく思い出すこともなくなってきた。

そして今、あの時の約束の+2の天使のヘアバンドが手元にある。
でも、彼がいなくては意味がない。
刻まれた+2の文字が、空しいものに見えた。

私に正体を明かさずに去ったのは、未練が残ることと、私に対して申し訳ない気持ちがあったからだ、
そう彼が言っていたと後からギルマスから聞いた。
それでも、少しでも話がしたくて、私の知らないキャラであるプリを使っていたのだそうだ。
ギルマスだけには事情を話してアカウント削除の時まで黙っていてもらうように頼んだようだった。


[135:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 15:53 ID:neGkRHj7)]
一昨日のメンテでギルドの一覧から彼の名前は消えた。
アカウントを消したのだろう。


現在私は、彼との思い出の詰まった天使のヘアバンドを・・・



売却して筍やってますwwwwwwwwwww
いい資金源ありがとうwwwwwwwwwww





という夢を見た。


[136:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/22 20:48 ID:Anzwi/ly)]
つまんね18点

はい次のネタどうぞ


[137:135 (06/06/23 13:38 ID:ZjqVMa2J)]
冗談めかして書きましたが実話です。


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