【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】
[138:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/23 15:24 ID:WI1XYeca)]
はいはい
気にせず次の方どうぞー
[139:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/23 17:04 ID:5tG62+89)]
>いい資金源ありがとうwwwwwwwwwww
まで実話だと思った奴(1/20)
[140:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/24 19:35 ID:+DLA1VMA)]
バロヌwww
[141:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/25 10:05 ID:mCKxzF8P)]
それは今から2年以上前のこと。
相方が休止してしまい、それまでのサバにログインするのが辛くなった私は
マイグレーションでできた別のサバにアコライトを作った。
エルダー森にエルダーがまだ存在したころだから、サクサクとLVも上がった。
ようやくアマツにいけるようになって、アマツの畳を走り回る日々。
そんなアマツで1人のプリさんに会った。
かなり高LVのDEX支援らしいのに、いつもそこにいて辻支援をしている。
歌舞伎に追われていると必ず助けてくれる。キリエと高速HLを駆使して。
いつもそこにいるのが不思議になった私はあるとき声をかけてみた。
曰く、相方が休止してしまったこと。
曰く、休止から戻ってくるまでまっているのだといこと。
曰く、ギルドが解散しそれまでの友人が散り散りになってしまったこと。
臨時に行かないの?
という私の質問には、狩に行くつもりがないとだけ答えてくれた。
そして他愛もない雑談をして、それからは出会うたびに話を
よくするようになった。
やがて、私はプリーストに転職して臨時通いに忙しくなり、アマツで
出会った彼女のことは忘れていた。
支援スキルが一通り揃った頃、彼女からWISが来た。
『今、時間ありますか?』
[142:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/25 10:05 ID:mCKxzF8P)]
臨時PTを探していた時だったけれど、特にめぼしい募集がなかったので
彼女に会いにアマツに行くと要請が出されて、装備が次々と乗せられる。
驚いてキャンセルしても、何度も要請が来る。
あきらめて受け入れると、恐らく彼女の全所持品であろう装備を渡された。
『ここでの知り合いは貴女だけになってしまったので、全部渡していきます』
相方を待つのに疲れてしまったのだという。引退するのだと言う。
新しいギルドに入ったり、友人は作らないのかという質問にも笑って答えなかった。
そして、私がチャットに文字を打ち込んでいる間にログアウトしてしまった。
お別れすら言わせてもらえなかった……。
+7で揃えられたプリースト用の装備。
中には当時手が届かないほど高値の悪魔盾もあった。
相方が休止したことでサバから逃避した私とは反対に、支援する人もいないまま彼女はどれくらいその相方を待ち続けていたんだろう。
それを思うと、なんだか涙が出てモニターが霞んで見えた。
そして、私のほうも相方は結局戻っては来なかった。
今、私はMEプリをしている。
あのプリさんと出会ったキャラではない。
しかし、装備は当時からほとんど変わっていない。
使わなくなった装備も売らずに倉庫に入れてある。
いつか引退する時に同じように装備を渡せる人が見つかるといいなと思って。
[143:(^ー^*)ノ〜さん (06/06/25 11:43 ID:zoTnwZzx)]
引退譲りで思い出した、友人の話を一つ置いてこう。
だいーぶ前の話、エルが1M↑な頃。
純支援DEXプリーストだった友人は引退を決意した。
その友人はいわゆる先行廃人と呼ばれる部類で、
当時異常な値段だったエルニウム等のアイテムをスティールしまくって莫大な資産を持ってた。
今で言う錐とか処刑剣をがちがちにそろえたような。
そんな装備をデータの藻屑にするのは惜しいって事で、誰かに譲る事にしたわけだ。
でも身内には支援プリや、プリ志望アコは1人もいない。
適当に歩き回って、アコに装備を託そうとしたらしい。
で、適当にぶらぶらしてる内に1人のアコさんを見つけた。
アコさんは少ないダメでちまちまクワガタを狩ってた。
そのダメの少なさと被弾の多さからこれは支援志望のアコだなと思った友人は、
アコさんに話しかけて装備を渡そうとした。
アコさんは断ったそうだ。
断るような人なら安心出来る。
そう思った友人は持っている高級装備を見せてみたが、それでもやっぱり断ったそうだ。
何でも弱いからよく間違われるけど、殴りプリ志望だったそうな。
殴りプリになるんだから支援プリの装備を貰っても役立てられない。
一生懸命集めた大事な装備を眠らせてしまうのは心苦しい。
どうかそれは支援プリ志望の人に譲ってあげて下さい、との事。
友人は残念に思いながらもアコさんに渡すのは諦めた。
そうしてアコさんに別れを告げて、別の人を探しに行こうとしたら、
アコさんがアンゼルスを一つ鳴らして言ったそうだ。
「良い後継者が見つかるよう、祈ってます」
その後装備を誰かに譲れたかは知らない。
俺は不覚にもそれを聞きそびれてしまった。
アコさんと同様、良い後継者の手に渡って今も使い継がれている事を祈るだけだ。
[144:(^ー^*)ノ〜さん (06/07/03 23:34 ID:H3c3swk6)]
もうだいぶ前だ。
昔俺はフェイヨンに通ってた。支援プリで、ソルスケcが出たらいいなと金稼ぎに毎日だ。
ある日、アコがMHで死にかけていた。助けるとすごく丁寧にお礼を言ってまた違う場所に歩いていった。
次の日も、また次の日もそいつは毎日同じ場所にいた。
興味が出て話しかけた。
レベルは、と聞くと80台だった。
驚いて言葉の出ない俺に気付かずそいつは続けた。
ROの世界を教えてくれた人がアコならここがいいと教えてくれた、最近レベルの上がりは遅いが気にしない、恩人が帰ってくるまでにもっと強くなりたい……と。
俺はそいつがいつ居なくなったか聞いた。
半年近く前だと言う。
そいつは多分ある程度立てば知識もついて違うところにいくと考えていたようだった。
俺はそいつにPTを要請し、世界を回ろうと提案した。
そいつは嬉しそうについてきた。
初めてみたらしいセージをGMと間違えて丁寧に話しかけたり。
モロクで買ってやったアイスに感激したり。
ルティエのクリスマスにはしゃいで迷子になったりした。
ついでにと装備や金を聞くと俺より所持金があり、だが装備は単なる店売りの貧相なものだった。
[145:(^ー^*)ノ〜さん (06/07/03 23:35 ID:H3c3swk6)]
今のステスキルや意思を聞いて必要な装備を教え、またレアを買い取って足しにしてやった。
親切にありがとう、と喜ぶそいつに転職は?と聞くとまた驚きだった。
勝手にプリになるんじゃないの?
引きずっていって転職させた。
勿論仲間全員呼び出して祝いごととして祭りをした。
沢山の祝福にいちいた礼を言って嬉しそうにしていた。
それからそいつは俺の横にずっといた。
支援二人……ではない。
そいつは殴りだったのだ。
BSと組めば?と聞くと俺の隣りがいいとかわいいことを言う。
お父さんになった気分だと思って居た。
それから何か月か経った。
秋。皆も覚えて居る暴露の日の夜。
そいつは何時もより口数も少なく、狩りにもいこうとしなかった。
いきなりログアウトしてそのままインせず……一か月。
俺を呼び、いきなり全部の装備と貯めたらしいレアや何もかもを渡して来た。
今まで楽しかった。
けど、こんな世界だと思わなかった。いつか綺麗な世界になると信じて居た。
あのままフェイヨンにいたら……知らなくてよかったかもしれない。
そいつは泣いていたかも知れない。
いつもよりチャットが遅く進んだ。
[146:(^ー^*)ノ〜さん (06/07/03 23:35 ID:H3c3swk6)]
これからどうするんだ、と聞いた。
もう少し綺麗な世界になったら帰ってくる。
それまでは……お別れだ。
そいつはそう言ってお礼や感謝を言って去って行った。
あれから、俺はそいつとのPTを崩さずにいる。
支援のソロは厳しいが、奴が帰って来たら渡さなきゃいけないものがある。
あくまで"預かった"装備や金。それと。
だいぶ前に欲しがってた……シニョンキャップ。
似合わないかな、と恥ずかしそうに笑っていたあいつがいつか帰って来たなら。
花束と共に渡して、新しい町に行きたい。
それが、今の俺の夢だ。
[147:(^ー^*)ノ〜さん (06/07/04 10:51 ID:aeSrZi6Q)]
仮想現実だとかキモイとか言う人もいるだろうが
このROにこのスレの書き込みのような感性の人が1人でもいる限り、
人との繋がりを真摯に受け止める方々がいる限り、
まだまだ続けていけそうな気がする万年ソロのLK91歳
read.cgi ver5.26 + n2 (02/10/01)