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【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】

143 :(^ー^*)ノ〜さん :06/06/25 11:43 ID:zoTnwZzx
引退譲りで思い出した、友人の話を一つ置いてこう。

だいーぶ前の話、エルが1M↑な頃。
純支援DEXプリーストだった友人は引退を決意した。
その友人はいわゆる先行廃人と呼ばれる部類で、
当時異常な値段だったエルニウム等のアイテムをスティールしまくって莫大な資産を持ってた。
今で言う錐とか処刑剣をがちがちにそろえたような。
そんな装備をデータの藻屑にするのは惜しいって事で、誰かに譲る事にしたわけだ。
でも身内には支援プリや、プリ志望アコは1人もいない。
適当に歩き回って、アコに装備を託そうとしたらしい。

で、適当にぶらぶらしてる内に1人のアコさんを見つけた。
アコさんは少ないダメでちまちまクワガタを狩ってた。
そのダメの少なさと被弾の多さからこれは支援志望のアコだなと思った友人は、
アコさんに話しかけて装備を渡そうとした。

アコさんは断ったそうだ。
断るような人なら安心出来る。
そう思った友人は持っている高級装備を見せてみたが、それでもやっぱり断ったそうだ。

何でも弱いからよく間違われるけど、殴りプリ志望だったそうな。
殴りプリになるんだから支援プリの装備を貰っても役立てられない。
一生懸命集めた大事な装備を眠らせてしまうのは心苦しい。
どうかそれは支援プリ志望の人に譲ってあげて下さい、との事。

友人は残念に思いながらもアコさんに渡すのは諦めた。
そうしてアコさんに別れを告げて、別の人を探しに行こうとしたら、
アコさんがアンゼルスを一つ鳴らして言ったそうだ。

「良い後継者が見つかるよう、祈ってます」

その後装備を誰かに譲れたかは知らない。
俺は不覚にもそれを聞きそびれてしまった。
アコさんと同様、良い後継者の手に渡って今も使い継がれている事を祈るだけだ。


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