【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】
[214:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/20 02:55 ID:f42104xO0)]
そのプリは特にレベルを上げたいわけではないが、いつもソロで寂しそうにしているアサのために
PTが組めるように一念発起してレベルを上げ始めたらしい。
んで、たまたまソロってる俺が立てたペア募集に入ってきて、俺がそのアサと組めるレベルまで
レベル上げに付き合った。
で、しばらく一緒に狩りをしてそのプリとアサが公平を組めるようになって、俺はおさらば。
本当はそのプリとこのままペア組み続けたかったが、「私はその人とパートナーになると決心しているので」
と断られたw
その後、俺も元々のギルドで狩りをしに城2や騎士団、時計なんかをうろついた時には、
良くその二人を見かけた。
二人とも楽しそうに狩りをしてたな(まぁ、狩りの様子から俺が推測しただけだが)
後日、プリがとても強くなっていたので驚いたが聞いてみると、そのアサは自分が引退する前に
そのプリのための装備を整えていて、それをもらったんだそうだ。
プリはアサのために、アサはプリのために、お互いのためにゲームをプレイしてたんだなぁ、と
何となく感心した。
こう書くとあんまり大した話ではないかもしれないが、信頼できるパートナーの居なかった
俺にはいい話に思えたのでカキコ。
[215:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/20 02:56 ID:f42104xO0)]
ちなみに、当時は鯖にもよるが、プリ不足が深刻な上にアサが冷遇されてて
アサのペアになるプリなんて希少種だった。
同じアサの俺としてはそんな相方がほしかったとです・・・
[216:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/20 10:46 ID:o2T2wAhKO)]
いい話だな
自分も万年ソロのクリAXだが、良い相方がいるって羨ましい
[217:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/21 15:49 ID:2Kg+NHeL0)]
3年くらい一緒にやってたGメンが引退した。
理由は仕事が忙しくなったのと、人間関係だといった。
初心者の頃からお世話になっていた人だからとても悲しかった。
最後の日、装備とゼニーを仲間たちに配ってくれた。
俺なんかじゃとても手の出ないような装備もくれた。
大事に使うと約束た。そして彼は引退の時を迎えた。
あれから半年がたちました。
あなたの装備はいいお金になりました。
おかげで欲しかった装備も買えて転生もできました。
昨日、そんな彼がROに戻ってきました。
復帰できるwってとても嬉しそうだったね。
俺も嬉しかった。また一緒に狩りが出来る!ってね。
でもね、「装備返して」って言われても。
売ったからねーよwwwなんて言えないじゃん。
ほんとに泣ける。
[218:にゅぼーん (にゅぼーん)]
にゅぼーん
[219:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/22 12:30 ID:+jS75QFUO)]
俺には相方がいた。
少し昔,アサシンで結構時間かけてオーラも見えて来た頃に,明け方近くに通り掛かったフェイヨンダンジョンで拾ったアコ。
全くの初心者で,始めて二日とかだったかな。
なんか必死にスケルトン叩いて,一匹ごとに座ってたから,なんか自分のノビ時代思い出して思わず声かけたんだ。
俺は接続時間が悪かったのか時代が悪かったのか,生まれ落ちた町に意識のある人は皆無だった。
一人で一ヶ月かけてシーフに転職した。
出したアイテムはすぐ拾わないと,よってたかってカクカクした動きの話さないキャラ達に持って行かれてしまう。
すごくつまらなかったけれど,一生懸命頑張って転職した。
そのことを思い出して,話しかけた。
[220:219 (07/08/22 13:05 ID:+jS75QFUO)]
「何か手伝えることありますか?」
俺が声をかけると,しばらくしてから返事が返ってきた。
「ありがとうございます,実はおくすりがきれかけているのですが,どこでか」
…入力オーバーだった。
俺はもっていた白ポを少しあげ,基本的なことを2,3教えることにした。
俺がノビの頃,知りたかった事。
アコの喋りは非常に遅かった。自分もそうだったから,辛抱強く,解りやすいように教えた。
話しをきくと,町で出会ったプリーストに少し教わり,転職まで手伝ってもらったらしい。
アコになるとそのプリは「これからは自分で調べて,自分で仲間を見つけていくように」
と,アコをほうり出したらしい。
なんとなく,その気持ちはわかった。
手助けするのは簡単だが,多分自力でしっかり育って欲しかったんだろう。
壁や養殖では見えない小さな楽しみを見せたかったんだろう。
俺もそれにならい,聞かれたことだけ答え,自分で知る喜びは奪うまいと思った。
[221:219 (07/08/22 13:35 ID:+jS75QFUO)]
いろいろ教えるうちに仲良くなり,友達登録をした。
その日はそこで別れたが,次の日から質問のWISが飛んでくるようになった。
以前作り,放置していたWIZで公平狩りしたりもした。
日に日に慣れて行くアコを見て,俺も嬉しかった。
やがて毎日一緒に狩りをするようになり,相方のようになって行った。
毎日俺は違う狩場に連れていき,観光ガイドのように敵の説明,特色,眺めのいい場所なんかを教えた。
地上をほとんど歩き尽くしたころ,アコは立派なプリーストになっていた。
[222:219 (07/08/22 14:09 ID:+jS75QFUO)]
転職のお祝いに粗品をあげ,ふと気付いた。
プリはGに入ってなかった。
確か聞かれて教えたはずなのに,いいGなかったのかな,と思い何気なく聞いてみた。
すると
「アサシンさんと同じギルドに入りたいから,誘ってくれるのを強くなりながら待ってます」と答えた。
俺は嬉しいのか照れ臭いのかよくわからない気持ちになり,何も言わずに加入要請を出した。
接続少人数のマッタリGなのに,なにやらとても喜んでくれた。
なかなかINしないGの仲間を紹介してまわり,彼女は一気に友達が増えた,と喜んだ。
もっと選択肢を広げてあげたかったから,わざわざGには誘わなかったんだが,喜んでくれたのでこれでよかった,と思えた。
それからは,Gの仲間と大人数で狩りにいったり,新パッチをみんなで楽しんでみたり,毎日INするのが楽しくてしょうがなかった。
そのころもう既に俺は,プリのことが好きになっていた。
しかしいろいろ教えたりした立場として,恩に着せてせまるようで,どうしてもそれを告げられなかった。
そんなある日,俺は久々にWISでプリに呼び出された。
[223:219 (07/08/22 14:41 ID:+jS75QFUO)]
呼び出された先はコモドの火山の上だった。
確かアコ時代に連れて来て,1番気に入ってると言っていた場所。
なんとなく真剣な雰囲気を感じた。
「こんなとこに呼び出してすいません。」
プリの様子も変だ。
昔に戻ったみたいに,なかなか次の言葉が出てこない。
ようやく告げられた言葉。
「結婚していただけませんか…?」
俺は血が逆流するかと思ったくらい動揺した。
発言できない俺の前で,同じくテンパってるのか,汗エモ連打のプリ。
その時俺は動揺しながら,罪悪感のような物を感じていた。
刷り込みじゃないのか,選択肢がなかったんじゃないのか,俺の気持ちに気付いて,気を使ったんじゃないのか…
俺が出した答えは
「今はできない」
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