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【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】

[225:219 (07/08/22 16:20 ID:+jS75QFUO)]
その次の日から,プリはなんとなく距離を取り始めた。
俺も気恥ずかしかったし,彼女も一緒なんだろ,と思っていた。
数日してから,さすがに距離に気まずくなってきて,彼女を狩りに誘った。「私とだと,アサシン育てられないでしょう」と断られた。
何度か誘ってみたが,いろいろな理由から,断られたり,短時間しかかれなかったりした。
淋しかったが,彼女の世界が広がって行くのはいいことだと言い聞かせ,考えないようにしていた。
その頃から,彼女は特定のWIZとよく組むようになっていた。
いろいろアイテムも貰うらしく,日に日に装備が豪華になっていった。
あまりよくないと思っていたが,さすがに「もらうな」は介入しすぎだと思い,ほっておいた。
しかし,彼女は次第にGからも距離をおき始め,やがて脱退すると言った。
そんなばかな,とその時になってやっとなにかが狂ってきていたことがわかった。
彼女はあのWIZのGに行くらしかった。

Gを抜ける時,少し時間をもらい,彼女と二人きりになった。
いざ彼女の前になると何を言えばいいのかわからず,しばらく沈黙になった。
最初に行動したのは彼女だった。
俺に持っている支援スキル全部かけ
「今までありがとう。
いろいろ連れていってくれてありがとう。
いろいろ教えてくれてありがとう。
転職のお祝いに目隠しくれてありがとう。
今まで楽しかったのは,全部アサシンさんのおかげです。
ずっと一緒にいたかったけど,足手まといになってるのは苦しいから。
いつか,転生したら,あいに来ます。
それまで。さようなら。」

何も言えなかった。何か言えただろうと今なら思うけれど,そのときは全く何も言えなかった。
最後に彼女はハートエモを出し,テレポートで帰って行った。


それが彼女と話した最後だった。


[226:219 (07/08/22 16:51 ID:+jS75QFUO)]
そのあとの時期は正直あまり細かい事を思い出せない。
WIZに言い寄られてた事,そいつにいろいろ吹き込まれてた事を,Gの仲間は相談されていたらしく,いろいろ聞いたが,俺にはどうしようもないことだった。いまさら。

ひどく苦しんだと思うし,ひどく虚しかったが,彼女の最後の言葉は忘れられず,仲間の協力もあり,なんとか転生した。

アコと出会ったころのレベルまであげ,今はひたすら待っている。
彼女は俺が待っているとは思ってないかも知れない。
もう誰かと結婚し,昔話としているかも知れない。
それでも待っていよう。

俺は彼女を対等に扱う事を忘れてたんだろう。
まだ初心者と,まるで彼女の保護者かのような気持ちでいた。
彼女に追い付かなくてはならないのは俺だ。
せいぜいがんばろうと思う。

目隠しをしたハイプリが訪れるまで。


[227:にゅぼーん (にゅぼーん)]
にゅぼーん


[228:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/23 02:14 ID:1610jgAO0)]
感謝スレかさもなくばチラ裏行きだよな


[229:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/23 10:02 ID:y9Wni7Fo0)]
>>219
なんか恥ずかしくなってきた


[230:(^ー^*)ノ〜さん (07/08/25 23:29 ID:GaamyAlr0)]
アサシンが出てこない感動話が聞きたいですw


[231:231 (07/09/05 11:37 ID:uKRoUPOk0)]
>>219 さん

なんで「待っている」で済ませちゃうかなぁ?

あなたはもう転生したのかもしれないけど、彼女は?
そんなに簡単に転生すると思ってるの??
きっとすごい時間かかるんじゃないかな。
そうでなければ足手まといなんて言葉、最初から出てこないもん。

一緒にいる時間があるって、
すっごく大事なことなんだよ。

ちゃんと「いろんなことを経験してほしい。その上で自分と(以下略)」って
伝えてあげないと。
相手がわかっていたとしてもね。

って、ひとにお説教めいたこと言える人間じゃなかった・・・。


[232:231 (07/09/05 11:38 ID:uKRoUPOk0)]
ここからは、あたしの話でも。(お目汚し失礼です。スレ違いかな・・・)


結婚相手がいなくなってからもうかなりの時間がたつ。
あたしはヘナチョコ騎士で、相手は支援のプリさん。
そんなことあるわけないと思ってたのに選んでもらえて
とても幸せだった。

結婚式くらいまでは。

いまでも当時まいあがっていた気持を思い出せる。
「好きです」なんて言い出せる立場じゃなかったから、
付き合うことになった時には、頭のネジがいくつかとんでしまってた。

式当日なんて、リアルのと同じくらい舞い上がっていたんじゃなかったかな。

でもしばらくして

2人での狩りはあまり出かけなくなった。

「リアルが忙しい」で来ない日もあったり。
時間が合わなくて、他の人と出かけてしまっていたり。
待ってて、「やっと2人で出かけられる」と思ったら、「もう寝る」とか。

さみしくなって、よく相手につっかかった。
また、特定の人と出かけてると思うと、ヤキモチもやいた。

ある日、つっかかり過ぎたせいでか、翌日から相手はこなくなった。
数日、1週間、と過ぎていく。
メールにも返事はない。


あたしは勘違いしてた。
舞い上がりすぎてた。
こんなに弱い、ヤキモチ焼きなメンドーな騎士が、本気で想われてるわけなかった。
気付いたら、涙がでた。


[233:231 (07/09/05 11:38 ID:uKRoUPOk0)]
あたしは殴りプリを始めた。
支援なんて無理。
殴りプリなら一人でもしていられると。

辞めてしまおうかとも思わなくも無かったけど、
やめられなくなった。

ほっておいてくれない人がいた。
ギルドのアサシンクロスさん
「ソロだと寂しいし、やる気なくなるよね^^;」

プリの狩場につきあってくれて、公平圏内に入ったと思ったら、
すごい勢いで狩りはじめた。
当然、あたしのレベルもみるみる上がる。

申し訳ないと思いながら、グロリアを取ってみた。

いまでは
「殴りだよ」といいながらもステータスは言うことはできなくなっちゃった。
少しでも役に立ちたくて、支援向きにふるようになってしまっているから。
いないときには聖水用の空き瓶集めが日課になった。

もう今度は失敗したくない。
願わくば、誰も
この気持に気が付きませんように。


[234:(^ー^*)ノ〜さん (07/09/08 06:05 ID:VlKs1sXB0)]
ちょっとした感動話スレってことでいいんだよな・・・個人的な実話だけども。

自分の作った属性武器が欲しくて純製造BSを作った。
当然自分用の為だけだったから名前もネタで作ったんだ

ある時、メインキャラの臨公帰りにチャットで属性武器依頼が立ってたのでちょっと行ってみたんだ。
作るのは槍、★1つ入れだった。 当時の俺のLvは70/30ぐらいだったはず、成功率は結構低かったが無事完成した。
出来上がったときはとても嬉しく、他人に作った初の作品だった。
ネタ銘だし、手数料も取るつもりはなかったがどうしてもと言われたので気持ちだけ頂いた、それでよかったんだ。
多分、他所に出した属性武器は2〜5本程度だろう。

龍之城パッチ前後からROをほぼ引退状態にし、今は1dayで垢維持程度しかしていない。
スレを見るのは楽しいので引退後もここやLiveROを見ては雰囲気を楽しんでいた、いろんな物も増え相場も変わっているようだ。
維持の為、この間1dayでINをしてちょこっと露店を眺めてみた。

たまたま覗いたある露店。
+7になった俺の槍が売ってるんだ・・・もう何年も経っているのにだ。
ちょっと泣きそうになっちまったよ。
その槍が使われてる、そもそもまだ残ってる・・・?
そう思うとなんか嬉しいぜ。

世界のどこかで、変な銘の槍がまたどこかで使われてますように。


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