【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】
[316:2/2 (14/07/28 09:37 ID:+O22JTyq0)]
別に死ぬわけではない。二度と話せなくなるわけでもない。
しかし、二度と一緒に冒険することもないんだな、と思うと寂しくなった。
冒険とは別の仕事がある日でも、朝ギリギリまで会話した記憶がふと蘇る。
今ではもう、彼と何を話したかすら夢のように少しも思い出せない。
ただ彼は憧れで、兄貴分で、一晩中語り明かしたこともあった仲間であることは間違い様もない。
アサ貴は引退する時、常に身に付けていたバンダナを俺に譲ってくれた。
バンダナは気に入ってる方の装備だったので、よく俺も装備していたことを覚えている。
アサ貴が引退してから数年が経った。その間に新しい頭装備は巷に溢れ、バンダナは既に趣味装備と言われる様になっていった。
すっかり倉庫の常連となっていたバンダナだが、それでも手元に留めて置きたいと思ってしまう。
それはバンダナが好きだからか、それともアサ貴との思い出だからか?
そもそもバンダナ好きになったのもアサ貴の影響がないとも言えない。
今でも一つは保管し、ふと思い出した時に倉庫から取り出して付けてみる程度ですが……
あの時の騎士は、今では立派なRKになりましたよ、アサ貴。
そういえばマネする気なんかなかったのに、アサ貴が愛用していたスマイルマスク、気付けば俺も商人で愛用してたよ
今だと他のマスク付けてるけど、これも影響受けてるよなぁ
ちなみにアサ貴とはそれからしばらくの間、たま〜に連絡取ってたけど、今では交流がないし連絡先も知らない
こういう色んな思い出あるから、オンゲは無駄だと思えないんだよね
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