【あるアサクロの】RO感動スレ 第2話【物語(TCJ錐)】
[95:94 (06/03/12 11:02 ID:KF2/Fg0N)]
おっと、書き忘れ。
>向こうから「追いかけてくる?w」って言われたけど、答えられなかった。
「言われたけど、」の次に俺は「えーと、それは…としか言えず、」を付け加えます。こんな言いかたしたら嫌われても仕方ないな。
[96:(^ー^*)ノ〜さん (06/03/12 13:24 ID:bcmqdrNZ)]
>>91
感動スレは、>>1のとおりジャンル・妄想/実話を問わない
ひたすら、おまいらの書きたい感動話を書きなぐれぃ!
[97:(^ー^*)ノ〜さん (06/03/13 13:17 ID:Mmh+NKYs)]
>>24の話読んで泣いた。
暇な時にでも挿絵描いてみようか
[98:(^ー^*)ノ〜さん (06/03/30 01:14 ID:QERggdkH)]
この廃れ具合に妄想投下。
「・・・・・・なんでこんな事をしたんだ?」
目の前のシーフの少女は答えない。 手足は拘束され、こちらに鋭い目つきを向ける。
・・・・・・誤解をしないように。
この少女は俺の財布を盗もうとしたから捕まえただけだ。
「本当なら騎士団にでも突き出す所なんだけどなぁ・・・・・・」
そうなれば罪を問われる、それで苦しもうが死のうが自業自得。
っとも割り切れないのが人情か。
「・・・・・・あんたも」
少女は捕まって初めて口を聞いた。
「あんたもどうせ荒稼ぎしてるんだろう?
人から装備を買い叩いて高く売り捌いてるんだろう?
腐る程金を持ってる癖に財布を盗られたからなんだってんだ!」
暴論もいい所だ、確かに俺は転売業をしている。
だが買取は双方の合意の元で行われているし、
露天での売却も買い手が納得して購入している。
それに俺は持ってても500M程度だ、腐る前に買う物は山ほどある。
そこまでの本音を押さえてじっと少女を見る。
「・・・・・・これを見てみろよ」
そう言ってカートの中身を少女に見えるようにする。
大量の弓が少女の目一杯に写る。
「なによ」
「これで占めて100Mzenyだ」
少女が怒気を放つ。
「これを全部売ったら倍はするんでしょうね!」
「いんや、半分以下だ」
「嘘っ!」
「本当だ」
どうも少女は信じていないようだ。
正直自分でも何言ってるんだろうとか思う。
だが俺の口は止まらない。
「これを売ってくれた人はな」
少女は何も言わない。
「お金がなくて困ってたんだ」
[99:その2 (06/03/30 01:15 ID:QERggdkH)]
そのハンターは引退を決意して装備をお金にしようとしたが、
一部の弓が微妙でどこの転売屋でも断られていたらしい。
そして俺の所で査定を頼んできたのはその微妙な残り物だけだった。
俺は勘を駆使して出来る限り高値で買い取った。
取引が終わった後でその事をさらりと話してくれた。
「まぁ結果は惨敗なんだけどな」
少女はじっと考え込んでいる。
やがて少女はぼそりと呟く。
「なんで・・・・・・そんな気楽なのよ」
俺は彼女に顔を向ける。
「大損してるのになんでそんなにへらへらしてるのよ!
赤字を取り返そうとかなんで思わないのよ!」
実際はZenyに変えるまでは赤字とは決まらない。
Zenyは不変だが相場は常に変動する物なのだ。
そして一番の理由を口にする。
「喜んでくれたからさ」
少女は絶句する。
「俺に売ってよかったって言ってくれたから、
ありがとうって言ってくれたから、それ以上に何がいる?」
少女はいつの間にか俯いていた。
「確かに世の中には酷い転売屋もいるだろう、でもな−」
一息置く、次の言葉にイマイチ自信が持てない。
それでも言わない訳にはいかず、言葉を紡ぐ。
「−利益よりも大事な物のために転売してる奴もいるんだ」
少女はきちんと謝ったので無罪放免にした。
転売屋が悪い奴だけじゃないとわかってくれただろうか?
いや、それより俺のくだらない話に嫌気がさしていたのかもしれない。
自分自身でもくだらないと思えるぐらいだ、それでも・・・・・・。
それでも利益より大事な物のために俺は転売を続けるだろう。
カートの中を見るたびにそう思う。
[100:(^ー^*)ノ〜さん (06/04/06 17:53 ID:YdoBKcOv)]
(全員)
さあさ集おうよ組もうよ行こうよ
君と一緒に姫プリン音頭
(姫ソロ)
ハァ〜〜 腕の力は二枚目内藤 (ウハwwwおk)
剣の速さはアサシンちゃん (ありでござる^^)
全てが凍るよ範囲のウィズくん (ストームガッ)
守り神です (ディーエッス、アンクー) ハンターさん
(全員)
心弾んで 姫プリン姫プリン
パーティがひろがる どこまでも誰とでも
(姫ソロ)
ハァ〜〜 拳の力は二枚目モンク (ハァッケイ!)
闇を潰すはクルセちゃん (ありがと♪)
敵が湧いても 雷鳥さんと組んで (布団がふっとんだ!)
歌って踊って(ジャンジャン!)倒しましょう
(全員)
心弾んで 姫プリン姫プリン
パーティがひろがる 誰とでもどこまでも
[101:(^ー^*)ノ〜さん (06/04/06 17:55 ID:YdoBKcOv)]
(全員)
さあさ集おうよ組もうよ行こうよ
君と一緒に姫プリン音頭
(姫ソロ)
ハァ〜〜 幸せだからその幸せを (ウハwwwおk)
分けてあげましょ あなたにも (ありでござる^^)
さびしかったら 肩組み合って (布団がふっとんだ!)
歌って踊って(ジャンジャン!)忘れましょう
(全員)
心弾んで 姫プリン姫プリン
夢がひろがる どこまでもどこまでも
NHK『プリンプリン物語』挿入歌「プリンプリン音頭」より
[102:(^ー^*)ノ〜さん (06/04/22 13:16 ID:XmXeuuXo)]
土埃の舞う広い平原を、一人の狩人が旅をしていました
狩人は耳を覆うたれのついた帽子をかぶり、大きな弓を持って、茶色い長いタイツを着ていました
その上を一羽の鷹が飛び、その鷹が狩人に話しかけました
「ねえ、キノ」「なんだいエルメス」
「キノはどうして旅をするの?」「そうだねぇ・・・」
その時、遠くまで続く長い城壁がみえ、一人の魔術師がそれに沿って走っていました
「こんにちは」「やあ・・・狩人・・・さん」
魔術師にしてはずいぶんと頑健そうですが、訥々したしゃべり方が珍しく思えました
「運動をされているのですか」「ああ、ギルドの仕事でね。攻城戦に出るために体を鍛えているんだよ」
「なるほど」「まあ、私のことはいいとして。狩人さん、狩人さんはどこへいくんだい?」
崩れかけた城跡の地下を一人の狩人が旅をしていました
狩人は耳を覆うたれのついた帽子をかぶり、その上を一羽の鷹が飛んでいました
その時、濁った水が流れる水路がみえ、一人の聖職者がその畔で腹筋運動をしていました
「こんにちは」「やあっ!狩人っ!さんっ!」
聖職者にしてはずいぶんと頑健そうですが、訥々したしゃべり方が珍しく思えました
「運動をされているのですか」「ああ、ギルドの仕事でね。無詠唱魔術師に対抗するため体を鍛えているんだよ」
「そういえばこないだ頑健な魔術師さんを見ました」「ああ、それは役に立たないよ。詠唱速度が最優先さ」
「なるほど」「まあ、私のことはいいとして。狩人さん、狩人さんはどこへいくんだい?」
[103:(^ー^*)ノ〜さん (06/04/22 13:17 ID:XmXeuuXo)]
巨大な花が咲く美しい緑の森を一人の狩人が旅をしていました
狩人は耳を覆うたれのついた帽子をかぶり、その上を一羽の鷹が飛んでいました
その時、人をも飲み込みそうな牙をむいた花がみえ、一人の錬金術師がそれを刈り取っていました
「こんにちは」「やあ、狩人さん」
錬金術師はいかにも聡明そうで流ちょうに話しますが、いかにも非力そうなのが珍しく思えました
「刈取をされているのですか」「ああ、ギルドの仕事でね。塩酸とアルコールを使う大技の材料を取っているんだよ」
「そういえばこないだ頑健な聖職者さんを見ました」「ああ、それは役に立たないよ。僕の技でいちころさ」
「なるほど」「まあ、私のことはいいとして。狩人さん、狩人さんはどこへいくんだい?」
静かな夜の森で、狩人が焚き火をしていました
その肩に一羽の鷹が留まり、狩人はその鷹に話しかけました
「ねえ、エルメス」「なんだいキノ」
「僕は、僕は時々自分がどうしようもなく卑怯で小さい人間に見えるんだ」
「だけど、旅をしていて例え報われなくても何かに打ち込んでいる人間を見ると」
「これからも進んでいこうと思える何か力を感じるんだ」
「それが、僕が旅をしている理由かもしれないな」
「ふうん、”人生イケイケ”って奴だね」
「人生色々?」
「そうそれ」
[104:某所から転載 (06/05/01 09:52 ID:8Kbf32D3)]
I miss youには私の忘れ難い思い出が詰まっている。
今はもう引退した友達、喧嘩別れしたギルメンとの思い出が詰まっている。
何もかもが懐かしい。
エルダーウィローも居ないし修行に励むアコやマジも居ない。
もう何もないあそこだけど、
一人でたまに行くことがある。殺伐とした喧騒から隔離された、誰もいない場所。
ギルチャでみんながワイワイ会話してるのが聞こえるが、まるで別世界のことのようだ。
相方に呼ばれてもちょっと待ってと断る。
そして森の中を散策し…、
昔、切り株と格闘したあの場所を。
毎回のように引っかかって身動きとれなかった樹木の根の張るくぼみを。
友達と聖水100個早作り大会を開いてたあの水たまりを。
時折り目を閉じながら、ゆっくりと通り過ぎる。
そして、草の枯れた南の空き地へ。
枯れ木数本がもたれ掛かるようにして倒れている、
自然の作り出したベンチへ足を運ぶ。
懐かしい。
ベンチの左隅に腰掛ける。
目を閉じると、あの時の思い出が鮮明に蘇ってくる。
I miss you.
もう、あの時は帰ってこないのかな。
でも、私にはあいつが居る。
目を開ける頃には、必ずあいつが居る。
私の横に、こっそり腰掛けて。
「また、ここだと思った」
あいつは溜め息をつきながら、それでも微笑んで私の頭をくしゃくしゃと撫でる。
私が怒るのを知っているからだ。
しばらく押し問答になるけど、やがて肩を並べて、二人で同じ場所を見る。
ずっと遠くの、二人が初めて出会った、あのサボテンのところを。
そして、ぎゅっと手を握る。二人の思いでを、これからも仲良く紡いでいけるように。
I miss youを聴きながら…
read.cgi ver5.26 + n2 (02/10/01)